人を楽しませる力
周りには、生き生きと楽しそうに働く職員がたくさんいます。利用者さんとの会話や交流を楽しみ、相手の笑顔を自分の喜びにできることが大切です。
PERSON 02|富山市
介護福祉士
福森 真実子さん
社会福祉法人 光風会
特別養護老人ホーム にながわ光風苑
Q. 介護や福祉の仕事に興味を持ったきっかけは?
利用者さんと職員の笑顔に触れ、ここなら自分らしく働けると感じました。
もともとは医療系への進学を考えていましたが、進路をなかなか決められずにいました。そんなとき、高校の部活動の顧問から介護施設の一日インターンシップを勧められたことが、福祉や介護へ目を向けるきっかけになりました。
訪れたデイサービスでは、利用者さんと職員が楽しそうに会話し、明るい雰囲気に自然と引き込まれました。職員は十人以上いる利用者さんそれぞれの性格や趣味を細かく把握し、接し方を教えてくれました。緊張していた自分でも自然に声をかけられ、「この雰囲気は自分に合っている」と実感。介護資格を取得できる富山県内の短期大学へ進んだ経験が、今につながっています。
Q. どんな人が介護の仕事に向いていると思いますか?
人と接することが好きで、誰かに喜んでもらいたい気持ちが力になります。
周りには、生き生きと楽しそうに働く職員がたくさんいます。利用者さんとの会話や交流を楽しみ、相手の笑顔を自分の喜びにできることが大切です。
先輩も後輩も、明るくてやさしい人ばかり。困っている人がいればすぐに声をかけ、いつも同僚に支えられていると感じています。
ユニットケアは利用者さんとの距離が近く、関わりが深まります。交流を通して、味噌汁の作り方など家事の工夫を教わることもあります。
介護の現場は、一人で完結する仕事ではありません。利用者さんを中心に、職員同士で声をかけ合い、互いの気づきや得意を持ち寄ることが、安心できる暮らしと働きやすい職場をつくります。
Q. 大変だと感じる瞬間を、どう乗り越えていますか?
食事の形態や呼び出しコールへの対応、日々の接し方など、悩まない日はありません。困ったことはすぐにチームの職員へ共有して相談し、月に一度は時間を設けて、ユニット全体について話し合っています。看護師やリハビリ職員など、施設全体の専門職が力になってくれることも心強く感じます。
介護は体が基本となる仕事だからこそ、健康管理とストレス解消も大切です。バランスの取れた食事と質のよい睡眠、規則正しい生活を心がけ、無理を一人で抱え込まないようにしています。

OFF TIME
休日は体を動かしたり、大切な人たちと出かけたりして気持ちを切り替えています。
小学生の頃から親しんでいるバドミントンで汗を流すほか、家族や愛犬と旅行に出かけることもあります。心と体をリフレッシュする時間を持つことで、また前向きな気持ちで仕事に向かえます。
Q. 今後の目標を教えてください。
少人数のグループで利用者さんを支える、ユニットケア型の施設で働いています。認知症や身体介助が必要な方もいるため、声をかけるときはゆっくりと、短く伝わりやすい言葉を選んでいます。同じ言葉でも受け止め方は一人ひとり違うため、それぞれの性格を職員間で共有しながら関わっています。
介護の仕事はチームプレーで成り立ちます。先輩から教わったことを後輩へ確実に伝え、支え合えるチームをつくることが今の目標です。ユニットケアでは入居者さんと職員が集まって活動する機会も多く、おやつを作ったり野菜を育てたりしながら、「楽しい」と感じる時間を増やしたいです。
